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塩の種類にこだわる

高血圧の方の食塩摂取量は、1日当たり6g未満とされています。ですが一般に日本人の塩分摂取量は1日11〜12gともいわれていて、その差はずいぶん大きいです。

 

かなり厳しい減塩になります。そこで普段使っている塩の種類を見直してみてはどうでしょうか。

 

一般的に家庭で使われている食卓塩は、実は塩化ナトリウムが99%以上の精製塩であることが多いです。これにはナトリウム以外の本来海水に含まれているミネラルはほとんどはいっていません。

 

これに対して海水の水分を飛ばしてつくられた未精製の塩(天然塩)には、ナトリウム以外の数多くのミネラル分が含まれています。その中でも特にカリウムとマグネシウムは、血圧を安定させることが期待できるミネラルです。

 

カリウムは過剰に摂取したナトリウムの排泄し、マグネシウムは血管を硬化させる血管からのカルシウムの細胞内への取り込みを防ぐ働きをし、どちらも血圧を下げる効果が期待できるミネラルです。

 

ですから塩分については減塩ともに「塩の種類」も見直してほしいのです。
未精製の塩(天然塩)に近いものを使って、精製塩をなるべく使わないようにしてほしいのです。

塩の種類

血圧を管理するためには減塩することが大切ですが、ここで塩について知っておいていただきたいことがあります。

 

それは塩の種類です。それは・・・

 

未精製塩(天然塩)

天日塩:塩田で海水を天日乾燥させて造った塩のこと。
平釜塩(せんごう塩):海水を釜で炊いて作った塩。日本で海水から作る場合はこの塩です。
岩塩、湖塩:自然の磐や湖に塩の塊としてある塩。

 

 

再生塩

メキシコ、オーストラリアなど海外から輸入してきた天然塩を日本の海水やミネラルを含む地下水などにいったん溶解し、それをろ過した後に、ニガリなどを添加した塩。

 

精製塩

精製塩は、成分の99%以上が塩化ナトリウムで、海水を電気分解したり、海外からの天然塩を溶解精製したりして作られています。ナトリウム以外のミネラルはほとんどなく「精製塩」と「天然塩」とでは雲泥の差があり、同じ塩でももはや別ものと考えるべきものです。

 

国内産の精製塩:
日本の海水から電気分解により塩化ナトリウムを抽出した塩。
海外の天然塩からできた精製塩:
海外の天然塩を日本の塩水で洗い、微量ミネラルを取り除き、溶解して真空蒸発缶という装置で塩を結晶化したもの。

 

天然塩、再生塩、精製塩を目的にあわせて使いわけるのがいいと思います。
また天然塩や再生塩がいいからといっても、あくまで塩であることに違いはありませんから、過剰に摂取することはよくありません。

 

また話としてはそれますが、健康に良いということで非常に高額な天然塩が販売されているケースもあるようです。この商法には注意してください。

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