血圧を下げる方法
血圧を下げる方法としては、食事療法、運動療法、薬物療法の3つの治療が基本となります。
治療レベルではない場合は、「食事、運動、サプリメント」といいかえてもいいと思います。
■ 食事療法
食事療法の最大のポイントは、食品の組み合わせや調味料の工夫による減塩と「塩分排出作用」のある栄養素を多く含む食品をとることです。その栄養素としては、3種のミネラル「カリウム」「カルシウム」「マグネシウム」です。
ミネラル摂取の目安は１日の目標摂取量：
マグネシウム ５００mg
カリウム ４７００mg
カルシウム １２４０mg
（※1日2100kcal摂取の場合）
他にも血圧を下げるのに役立つ食べ物があります。
■ 運動療法
血圧の高い原因が運動不足であることもありますし、運動不足から肥満になりさらに血圧が上がっているケースは多いようです。ちなみに適切な運動療法をすることで、3ヶ月程度で最高血圧（収縮期血圧）が10〜20mmhg下がると言われています。それ以上続けて減量すればさらに下げることもできます。
その運動としては、有酸素運動であるウォーキングや水泳などが一般にすすめられています。ポイントは、「継続してできるもの」であることです。できない目標よりも軽めでも毎日できることが大切です。
毎日約30分のウォーキングでも、降圧剤1〜2剤分の効果に相当し、飲んでいる降圧剤の数を減らすことも期待できます。
■ 薬物療法
高血圧の方の治療の際に使われる薬は、血圧を下げる降圧剤（血管拡張薬）が一般的です。
最近では、利尿剤をごく少量使用することで、その副作用を大幅に軽減しながら降圧効果を出せる事がわかって降圧剤と併用されるようにもなってきています。
また最近では、血圧を下げる効果の期待できるサプリメントも商品化されているので血圧の気になる方は試してみる価値はあります。
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